福岡基本学習セミナー 志成館

楽しくのびのびと学べ 成績をしっかりと伸ばし、世界の全ての人々の幸せを願う優しさを備え、力強く魅力的な生徒の育成を目指して35年

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学ぶことの大切さ

まず「なぜ勉強しなければならないのか」を一緒に考えてみましょう・・・

私たち人間は何のために生まれてきたのでしょうか?
この地球上に生きていることを体全体で感じとり
自分がこのようにしたいという人生を送り
生きているということがなんと素晴らしいことか
「生まれきて本当によかった」と感じるために生まれてきたのだと思います。
確かに人生は厳しい面があるので生まれてこないほうがよかったと思うときもあるでしょう。
人生では勝利の数よりも敗北の数のほうが圧倒的に多いのかもしれません。
先生たち大人が悔しさや悲しさで涙を流した回数は数えきれないほどです。
しかし決して苦しむために悩むために生まれてきたのではないはずです。
人生を楽しむために、幸せを感じるために生まれてきたはずなのです。

「生まれて生きてよかったと感じる人生」とはどんなものなのでしょうか?
世界中を旅して美しい風景に感動したりおいしいものを食べ歩いたりしてみよう。
オシャレな服を着て素敵な小物を身につけることの楽しみを感じよう。
友達と好きな音楽やスポーツを楽しみながら日々を送ることはたのしいよね。
幸せな家庭を築いて家族とともに生きてゆくことの楽しさを実現したり
大金持ちになって贅沢するのもよいでしょう。
日本や世界中で生活や病気で困っている人を助けるために人生をささげたり
戦争や環境破壊がない世界の実現に挑戦したりするのもいいだろう。
自分の人生のすべてを愛する人のためだけにささげることであっていいと思います。

このような実り多い人生を実現するためには今何をしたらよいのでしょうか?
英語の勉強をしていると世界中からいろいろな情報が手にはいるし仕事もでき世界中に友達もできる。
ひとりで世界中の旅行が出来るし歌や映画もたくさん楽しめる外国から新しいものを安く買える。
理科で天気の勉強をしていると予定が立てやすいし登山や魚釣りの時にとても役に立つ。
世界一の料理人になるために化学変化を知ることはとても大切である。
社会で地理や歴史の勉強をしているとなによりも旅行して名所旧跡を見るのが楽しいし
歴史を学ぶことで将来自分がリーダーになった時の指導力も自然に身につく。
国語を学ぶと日本人の心や日本の美しさがよく理解でき一層日本を好きになる。
自分の悩みの解決方法も見つかりやすくなるし友達の悩みの相談にものってあげられる。
数学はそもそも頭脳の性能を良くする科目なのでスピーディーな判断や深い思考の際に役立つ。
お金儲けの判断などを人よりも早くできる頭脳にもなるし危機管理も得意になるでしょう。
長い人生のことを考えると健康が一番大切だから健康=体育だといえる。
体育の時間にいろいろなスポーツのルールを知っておくとテレビでのスポーツ観戦が楽しい。
いろいろな音楽とともに人生を過ごすことほど素晴らしい人生はないでしょう。
心が重いときに聞くモーツアルトは心を静め、ジョンレノンは元気を与えてくれるはず。
美術をまじめに勉強していると絵画や彫刻や骨董品などの鑑賞が楽しくなるでしょう。
ファッションデザイナーや建築家になるには色彩感覚が不可欠である。
将来の仕事や楽しい日曜大工などには技術の知識も役に立つし何よりも面白い。
そもそも世の中の産業は技術の勉強そのものである。

そうなのです、今君たちは人生を楽しく過ごし「生きてきてよかったなあ」
と言えるような人生に するための基礎を築く学習しているのです。

「入試のため」という目的のためだけに学習しているのではないのです。
勉強はあなた達が現在想像できるよりももっと大きな価値を持っているのです。

いつも明るい希望と夢を持ち、勉強することの本当の意味や価値を考えて、楽しく明るく、焦らずに着実に、おおらかな心をもってそして真剣に、
勉強とは人間の最も尊い営みであると考えて学習に励みましょう。
高校入試や大学入試は真の学習の目的のうちのほんの一部分なのです。
楽しく勉強して「ついでに一流と呼ばれる高校や大学にでも合格してみるか」「自分はこんな仕事に就きたいからそれに必要な大学には合格してやろうか」などの気持ちを持ちながら日々自分に出来る精いっぱいのことをやろうではありませんか。

志成館という塾はつぎのような信念で学習指導をしている塾です。
先生と生徒が信頼しあい、とても楽しく、仲良く学習している塾です。
成績も上がるがそれ以上に人間的に成長するとことを優先している塾です。
生徒一人一人が自分の将来の夢を見つけることの手助けをしたり
人生の楽しみを教えながら学習する塾です。
体の成長と健康のことをいつも考えて指導している塾です。

もしこのような塾が自分に合っていると思ったら、先生や友達と仲良く、楽しくそして一生懸命に学習しに来て下さい!! 熱心なあなた達の期待と信頼には応えます‼

2016年春・2020年春改訂

「なぜ勉強しなければならないのか」 (その2)

 現在は、世界中のすべての出来事がグローブ(=地球)という一つの組織単位として、まさしくグローバルに動いています。1990年代に入る前のまだ冷戦構造が残っていた時代の世界は、国民国家(=国家)単位で政治も経済も動いていました。しかし冷戦構造の終結、その後のいろいろな技術革新、そして「アメリカ合衆国1強の時代」ともいわれる国際関係の中で、何よりも「利益を優先させる」アメリカ合衆国発の「新自由主義経済理論の普遍化」の結果として、世界中で醜い利益の獲得競争と支配被支配の関係が世界中に広がっていきました。その結果として国家も、社会も、個人も、したがってまたまだ自分では生きていくことができない子供たちまでもが、常に世界中の人たちとの競争を意識しながら生きていくことが必要になりました。

企業社会の時代に企業が生き残るためには、優秀な従業員をできるだけ多数確保する必要があるのですが、その際従業員の国籍も肌の色も何の関係もない事がわかるでしょうか。このことは日本の企業も同じ状況なのです。私が経営者なら、怠け者で無能な日本人よりは熱心で忍耐強い中国や東南アジアやインドの労働者を優先的に雇用するでしょう。

つまりあなたたち現代の日本の子供や若者たちは日ごろからクラスや学校の友達との競争を意識するだけではなく、「世界中の同世代の友達との競争を意識しながら体を育て、心を磨き、学力を伸ばすこと」が要求されており、文字通り「ごく普通にのびのびと生き抜く」ことさえ困難な時代になっているのです。

 

「今の子供たちに必要なこと=時代への対応」その⓵ 保護者の皆様へのお願い

まずもって今の子供さんたちは、お父さんお母さん、そしておじいちゃんおばあちゃんの時代以上に、しっかりと学習する必要があるという認識をする必要があります。今まで以上に学歴や技術が優先されることになるでしょう。

具体的には、日本にあるほんのいくつかの大学出身者しか希望の会社に就職できない時代にもう数年も前からなっているのです。私たち講師が就職していた時代では想像できないほど厳しいものです。そして私たちが教えた「志成館の優秀な生徒諸君」さえもがなかなか「安心して人生を送れる会社」に入ることが困難になっているのです。文部科学省の「小学生から英語を」というのは、日本の国内企業側の事情だけではなく、就職を求める日本人たちさえもが、日本国内以外での仕事を考える必要がある時代であると受け取っても良いのかもしれません。

次に学力だけではなく人間関係や人格形成の面でも、「時代」や「日本」を超えたレベルでの成長が要求されます。館長は授業時間にいつも「君たちの職場が日本の中にあり、将来日本で働いているというような狭い考えを持たないように」さらに「君たちの恋人や結婚相手も日本人立ちは限らないと思って未来をみつめておくように」という指導を続けてまいりました。館長の友人知人には外国で生活をし、外国人と結婚して人がたくさんいます。

人間関係の面から見ますと、この新・和白・古賀地区にもたくさんの外国からの人々(館長は「外国人」という言葉が差別言葉に感じられるので好きではありません)が生活をしておられますが、その人たちを自分たちと同じ地域に住む人間として対応し、普段から仲良く共存する心構えが必要になります。そうでないと大人になって仕事や生活ができないということなのです。言い換えるなら、今後の子供さんたちは、諸外国からの移民の人たちと同じ職場で働くことが必要になり、場合によっては他国で同じような状況で仕事をするようなことになるという意味です。

滑稽な話なので合うが、そんな時代なのに、部活動などに熱中している親や先生や子供たちの浮かれた信条を見ると、彼/彼女たちの未来は救えません。厳しすぎる言い方とは思っているのですが、今回のCOVID-19のパンデミックで「何が大切か」という事態は明らかになったと思うのですがいかがでしょうか。学校の行事予定でまずつぶされたのはインターハイや中体連つまり体育系の活動です。このことで、勉強は大切だが、部活動は遊びに過ぎないということがわかったと思います。遊びも大切ですが、中学や高校生はプライオリティ=優先順位を忘れないでください。

更に述べますが、今回のCOVID-19のパンデミックで被害を受けている「個人」は飲み屋さんや食堂などです。言い過ぎだとわかっているのですが、わかりやすく申しますと、つまるところ、「勉強をしなくてもできる商売をしている人たちが直接の被害を受けている」ということです。ホテルや観光産業その他の一般も同じではないかと言われるでしょう。確かに個人でない「企業」そして就職が困難な「大企業」もその組織なりの大きなダメージを受けていますが、しかしながら、しっかりした企業は、従業員の生活は守ってくれます。申し上げたいことは、おおざっぱな把握として、中学高校時代に懸命に学習したうえで、競争に勝ち抜いた企業で働いている人たちは、被害が少ないのではないかということです。しっかりと勉強しましょう。

 

「今の子供たちに必要なこと=時代への対応」その② 保護者の皆様へのお願い

 さらに今の時代は、ありとあらゆる企業が子供たちを狙って(実際はその親の財布を狙っているのですが)もうけをしようと策を講じています。 そのために今の子供たちはスマートフォンの使用そしてそれを利用したゲームなどに夢中になるスマートフォンないしネット中毒にならないための戦いも強いられています。つまり一方では無駄な金銭や時間の浪費をしないという戦いをしなければならず、他方では脳みそを破壊され、覚えるべき知識を身につける努力をしないで学力を落とし、なおかつ将来の収入の手段を得る努力を妨害され奪われるということに対する戦いを子供たちはしなければならなくなっているのです。「子供たち本人がこのような戦いに勝てる」と思いますか?不可能です。子供たちは楽しいことや自分の利益になることしか興味を持たないし、覚えようともしない傾向があることは、教育に熱心な方は誰でもご存知だと思います。

 

「あまりにも重い親の責任」

時代は保護者による子供たちへの厳しい指導と、真の愛情を要求しています。しかも今の時代の保護者は自分自身の仕事のことで手いっぱいである場合が多く、そのうえでの家庭という単位の維持に日々悪戦苦闘をされている方が多いと思います。自分の子供の幸せのための多戦いだから「幸せな戦い」というべきかもしれませんが、それにしても今の時代の保護者の困難は想像を絶するほど大変です。

森館長は自分の仕事ないし任務として、いつも子供たちに「お父さんお母さん、お仕事ご苦労さん」という声かけや「せめて気持ちだけはいつも持っておきなさい」と指導しています。各種のデータで今の時代の子育てがいかに大変かがわかっているからです。

 

再度:あなたたち中学生や高校生や大学生が学ぶべき最低限度の義務と責任

その1)常に世界の友達に負けないように学習し、基本的な知識や教養をしっかりと身につけること。「いつまでなのか」と言うと、とりあえず自分が納得できる「仕事に就くまで」ということになります。いったん会社に入れば、会社という組織が自分の会社に必要な知識は丁寧に教えてくれるからです。尚、大きな会社ははじめから採用人数と採用大学を決めているので、それを満たす大学に入らないと、就職試験はうけられたとしても、合格の可能性は100%ありません。このことがわかっていない大学生が多いのには驚かされます。

(別掲:この内容は、別の項の「学歴社会」のところに詳しく記述しています)

その2)学習レベルは、アメリカや中国やインドやドイツの同じ年齢の友達が勉強している以上の量だ」いうことになります。会社は「自分の会社が儲かるなら、どこの国の労働者でもかまわない」と考えるのは当然の事であり、そのことについては誰も批判ができないからです。

その3)最近社会問題になった舛添東京都知事のように「知識」はあっても社会的な常識に欠け、「教養」がない人間にならないように自分を育てること。常に言葉遣いやしぐさ、そして身なりに気を付け、上品で好感が持てる人間に仕立て上げていくことが必要です。くれぐれも言っておきますが、よく「日本人の美徳」という言葉を使う人がいますが、そんなことを言う人は世界のことを全く知らない人なのです。世界中を旅行すればわかります、どこの国にもどこの地域にも「日本人の平均的美徳」をはるかに超えた人がたくさんいるのです。この点での学習をおろそかにすると将来の出世や収入も望めないと考えておいてください。

その他のまだ話したいことはたくさんありますが、これくらいでやめておきます。これまで上に書いたことを参考にして、気持ちをしっかりと入れ替えて頑張ってください。もっと話を聞きたければ、志成館の授業の中での館長の話や、志成館で配布している文書(ASSETS)等を読んでみてください。(笑)。とくに福岡高校などの第4学区トップレベルの高校に合格するのが明らかな子供たちにとっては、数学の難問を解くよりも価値があり将来の就職の時や、会社に入った後の出世や、社会の中で人の上に立つことへの準備にはなると思います。

その他の➁)時代は理数系ではなく文系なのです。もう科学技術の発展は十分です。今後はそれをいかに世界中の人々と仲良く分かち合うかです。そのために文化や社会や歴史を正確に知り、議論をするのです。依然として「理系が大切である」と言っている人たちは、今のような地球が破壊され、地球上の人類の心が破壊されている時代に、「まだお金儲けや開発を優先している強欲な企業家たちやそれを支持する人たち」なのです。

 

                        2016716()作成 202056()改訂

 

※志成館のこれまで10年近くホームページに載せていました「なぜ勉強しなければならないのか」のページの文書をそのまま変更しないでこのコーナーの最初に載せています。「勉強することの本当の価値」がわかりやすく書いてあります。できたらこの部分を優先して読んでくださいね。

※館長の本心は、「従来のままのホームページにしておきたかったのに」つまり「このページの文章を書かなくてもよい時代になってほしかった」というものなのです・・・。

 

                                        2017217()

※ 2020年の春から、コロナのパンデミックで、世界中のすべての人々も同じなのですが、とりわけ人生で最も伸び盛りの小学生や中学生や高校生そして大学生が手ひどい打撃を受けています。しかし人生ではなにが起こるかの予測は尽きません。常に平常心をもって、志成館のこの文書を信じて、力強く生きてください。

2021年 初夏